2025~2026年度 沼津ライオンズクラブ 会長基本方針
会長 橋本 賢一
今年度スローガン 「 Let’s enjoy “We Serve” 」
〜 奉仕しよう、ライオンズスピリットで 〜
2024年元日に発生した能登半島地震、そして9月の豪雨災害。未曾有の災害に見舞われた輪島市の七浦地区において、我々沼津ライオンズクラブはキャビネットの要請を受け、3名のクラブメンバーが現地でボランティア活動を行ないました。私自身初めての災害支援活動であり、その経験は何物にも代えがたい貴重なものでありました。各地から集まったライオンズメンバーが、一軒の古いお寺の土砂の撤去作業をしてきましたが、休憩も厭わず、泥まみれになり必死に作業する姿、そして「誰か、水道関係の方は?」という声に即座に応じる異業種の連携。これこそが奉仕の心を持った様々な職業の集まりであるライオンズクラブの素晴らしさではないでしょうか。
今の時代多かれ少なかれ、皆さんがボランティアに対する気持ちはあると思います。1人では情報もなく、何をやって良いのかも分からないですが、人が集まれば1+1が2ではなく、何倍にも力はなると思います。「助け合い」「困っている人が居たら助ける」これこそがライオンズスピリットではないでしょうか。
〜 献眼運動の先駆者として 〜
1964年、当クラブの先輩でもあり日本のアイバンク運動の先駆者でもあられた勧山弘翁が、檀家さんのお通夜の際に角膜提供されている場に立ち会い感銘を受け、沼津ライオンズクラブの献眼登録運動が始められました。1978年には、勧山氏自らがスリランカの地に渡り、当時のスリランカ首相と対談し200眼の提供を受けるという偉業をなされました。今の私達には想像もつきません。当時は空港に角膜が着く度にメンバーが空港まで取りに行き、日本全国で角膜提供を待たれている方のために運んだと聞いています。
そこまでの大事業が出来るとは思いませんが、今一度沼津ライオンズクラブの献眼の歴史を振り返り、新しい視力福祉の在り方を模索するのも大切な事だと思います。
~ 楽しく仲間作り ~
ライオンズクラブの魅力の一つに、新しい人との出会いがあると思います。異業種のまったく違った世界の人との出会いは、今までとはまったく違う自分自身を創造してくれるかもしれません。地域で活動する我々にとって、仲間はお金で買えるものではなく貴重な財産でもあります。共に汗を流し知恵を絞り合い活動する事で、またとない仲間作りにもつながると思います。会員皆様の素晴らしい仲間作りのためにも、より多くの方の入会に向けて今年度も挑み続けたいと思います。
〜 We Serve の種をまこう 〜
人間の一生には限りがあり、永久に生き続けられることは不可能ですが、ライオンズクラブという組織は、新たな会員の参画によって絶えず再生を続け、永遠に地域社会に貢献し続けることが出来る存在です。
たとえ今すぐには結果は出なくとも、5年後10年後いや50年、100年後に私たちの撒いた種が豊かな実を結ぶことを願い、小さな一歩を積み重ねてまいりたいと思います。未来のライオンズが、「この年、この行動が礎となった」振り返る日が訪れることを信じて、今行動を起こす時だと思います。
結びにになりますが、伝統と誇りある沼津ライオンズクラブの会長という重責を一年間お預かりすることになり、身の引き締まる思いでありますが、自分らしく精一杯努めて行きたいと思いますので、会員の皆様の温かいご支援、ご指導、そして変わらぬご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
~ まず参加することから始めましょう ~